猫ちゃんにとって生まれてから生後6ヶ月までの期間は、
人間でいえば0歳から思春期までの時期にあたります。
成長する上での健康面や、
しつけをするという点でもとても重要な時期です🐱
生後半年までの間に、
適切な対応ができるかによって将来の猫ちゃんに大きな影響を及ぼします。
いつ、どんな時に、どのようなことをすればよいのか、
ご飯や体重の管理など、ポイントをご紹介します🎶
生後1ヶ月まで

生後1ヶ月までに気をつけるポイント⬇
- 与える食事はミルクかウェットフード
- 1日4~5回に分けて食事を与える
- 体重測定をこまめにする
- 室温を25度前後に保つ
- 排泄の介助が必要
- 長時間の留守は注意が必要
最初の1ヶ月は最も重要な時期です⚠
産まれたばかりの子猫はとてもデリケートで、
自分で体温調節と排泄ができない他、生後1週間~10日頃までは目も開きません。
そのため室温を暖かく均一に保ち、
お尻を刺激して排泄を促してあげる必要があります。
食事はミルクかウェットフードなどの柔らかいものを
1日4~5回とこまめに少量ずつ与えます。
胃が小さく未発達なため、一度にたくさん与えると吐いてしまいますので注意しましょう❗
また、長時間の外出にも注意が必要です。
昨日まで元気だったのに、急に具合が悪くなったり、
突然死んでしまったなんてことも十分にあり得ます。
猫ちゃんの様子をきちんと観察し、
健康管理のためにも体重測定は毎日することが理想的です。

生後2ヶ月まで
生後2ヶ月までに気をつけるポイント⬇
- 乳歯が生えるので、ドライフードに慣れさせ始める
- 1日3~4回に分けて食事を与える
- 室温は25度前後に保つ
- トイレのしつけ
- 1回目のワクチン接種
生後2ヶ月頃は、目は完全に開き乳歯も生えて、足腰もしっかりしてきます。
初めて目にするいろいろなものに興味津々であちこち動き回ります。
隙間やいじられたくないものは片づけておきましょう!
乳歯が生え揃えば、食事は徐々にドライフードに変え始めます。
消化器系は未発達のままなので、食事回数は3~4回でこまめに与えましょう🍴
多少の体温調節もできるようになりますが、まだ不安定なので室温は暖かくしてあげると良いと思います☀
また、排泄も自分でできるようになり、トイレを覚えることも出来ます。

はじめが肝心なので、ここでしっかりと覚えさせればこの先粗相することはありませんよ✨
さらに生後2ヶ月くらいになると、最初のワクチンが接種可能な時期となります。
猫ちゃんの病気予防のためにも、ワクチン接種することをおすすめします。


生後3ヶ月~5ヶ月まで
生後3~5ヶ月までに気をつけるポイント⬇
- 主食は完全ドライフードに
- 1日3~4回程度に分けて食事を与える
- 噛み癖に注意
- 体重は順調に増えていれば問題なし
- 2回目のワクチン接種
生後3~5ヶ月になると、だんだんと安定してきます🐱✨
食事は完全にドライフードを主食とし、1日3~4回に分けて与えます。
決められた分量が基本ですが、成長期で猫ちゃんの食欲が増すと思いますので、
少し多めに与えても問題はありません。
また、4ヶ月ころから乳歯から永久歯に生え変わりますので、
歯痒さからいろいろなものをかじってしまうかもしれません。
危険なものは隠して、かじってもいいおもちゃを与えるなどすると良いでしょう☝
さらに、1回目のワクチン接種の30日後から、
2回目のワクチン接種が可能となります。
生まれて最初の1年は、ワクチン接種を続けて2回する必要があるので、
3~5ヶ月の時期の時に行っておくと良いでしょう💉



生後6ヶ月まで

生後6ヶ月までに気をつけるポイント⬇
- フードを子猫用から成猫用にしてもOK
- 食事は1日2~3回
- 避妊・去勢が可能な時期
- 発情行動がみられる場合も
- 噛み癖対策をする
生後6ヶ月にもなると、身体の大きさも機能もほとんどが大人の猫と同様にしっかりとしてきます。
そのため、フードを成猫用に切り替えてもOKです。
(1歳までは切り替えなくてもOK)
消化器系も安定してきますので、与える食事回数は2~3回で問題ありません🙆
永久歯もだんだんと生え揃いますが、慣れなさから噛み癖がついてしまうかもしないので、噛み癖の対策は引き続き行いましょう⚠
また、性的にも成熟してくるころなので発情行動がみられるかもしれません。
ちょうど生後6ヶ月から、避妊・去勢が可能な目安の時期でもあるので、
繁殖を望まない場合は避妊・去勢をすることをおすすめします。


まとめ
猫ちゃんは生まれてから半年経つまでにかなりのスピードで成長します🐱
この短い期間にきちんとしつけができるか、
栄養のあるものを食べてしっかり体作りができるか、
病気の予防ができるかなど、
成長する上で一番重要な時期です。
猫ちゃんの健康と長生きのためにも、
私たち飼い主が責任をもって健康管理してあげましょう🎶