前の記事で、生後6ヶ月までの猫ちゃんについてお話しました。
今回は生後7ヶ月の猫ちゃんについてです☝
猫ちゃんは、1歳を迎えるまでは子猫とされていますが、
生後6ヶ月も経てばだいたい大人と同じような体つきになります。
しかし精神的にはまだまだ子供!なんにでも興味を示しますし、遊びたい盛りです🌸
そんな体は大人、中身は子供の7ヶ月の猫ちゃんに対して、どのような点に注意しておけばよいのでしょうか?
食事と体重
食事は1日2~3回、決まった量を与えよう!
猫ちゃんに与えるご飯の量は、猫ちゃんの年齢と与えているフードによって変わってきます。
フードのパッケージに、猫ちゃんの年齢に応じた与えるべき食事量の記載がありますので、
よく見て量を計測してから与えましょう✨
7ヶ月の猫ちゃんは体つきも成猫になりつつありますが、まだまだ食べ盛りです。
肥満を気にして食事を制限しすぎると、必要な栄養が取れなくなってしまう恐れもありますので、
あまりにもご飯を欲しがる時は、既定の量より多めに与えてもかまいません。
1歳頃までは体重の増加は大目に見ても大丈夫でしょう。
しかし、避妊・去勢手術をしている場合は注意が必要です⚠
避妊・去勢後の猫ちゃんは、生殖機能に対するエネルギー消費が無くなるため、太りやすくなる傾向にあります。
カロリーの少ない避妊・去勢後用のフードに変えたり、食事量を調節し、
猫ちゃんの様子に注意しながら食事管理をしてあげてください😊
でも、術後すぐにフードを切り替えるのは手術でデリケートになった猫ちゃんに悪影響💦
切り替えのタイミングは手術から1ヶ月後くらいが適切だよ!
また、食事回数は1日2~3回が目安です。
あくまで目安なので、食が細く一度にたくさん食べることができない子には1日に4~5回に分けて与えてあげるのも大丈夫です🙆
人間と同じく、猫ちゃんが健康で元気で過ごすためには食事は本当に大切です!
猫ちゃんの状態をよく観察しながらうまく食生活をコントロールしてあげましょう🍴
体重は3~4㎏に

生後7ヶ月にもなると、猫ちゃんの体重は3~4㎏程度にまで成長します。
もちろん個体やオス・メスによっても差はありますので、多少前後しても問題ありません🎶
成長はだんだんと緩やかになっていきますが、
運動能力が高くカロリー消費も多い時期ではありますので、
平均より体重が落ちている時は、与えているご飯の量や回数、種類などを見直してみるのもいいかもしれません。
7ヶ月の猫ちゃんの行動
噛む・ひっかく

生後7ヶ月の猫ちゃんは永久歯が生え揃う時期で、歯に違和感を感じやすいため
なんにでも噛みついたり、噛んだ時の力がとても強かったりします。
歯の違和感は、永久歯に慣れれば自然と消えていくものなので、この時に噛み癖がつかないように注意が必要です。
また、この時期の猫ちゃんは体は成猫であっても遊びたい盛りで、身体能力も非常に高いです。
動くものや物音に敏感で、すぐにじゃれついてひっかいてくることも多くなります⚡
猫ちゃんが噛みついたりひっかいてきた場合は、霧吹きを吹きかけて驚かせたり、猫ちゃんと遊ぶのをやめてその場を立ち去るなど、
冷静に対処することが重要です。
また、噛んだりひっかいてもかまわないおもちゃを与えてストレスを軽減させてあげることも効果的ですよ🎶
お留守番はOK! しかし注意が必要
生後7ヶ月の猫ちゃんであれば、お留守番はバッチリです🙆
しかし、成長した猫ちゃんは行動範囲が広がりますので、家の中でも注意が必要です。
- 飲み水をたくさん用意しておく
- 身体能力が高くなるので、危険なものはとどく所に置かない
- トイレは綺麗に保つ、留守時間が長い場合はトイレを増やす
- 室温管理に気を付ける
猫はもともと腎臓が弱い動物なので、水分不足に陥ってしまうと腎臓の病気にかかるリスクが高くなってしまいます。
留守にする際は、猫ちゃんが飲み水に困らないよう、何ヶ所かにわけてお水を用意してあげましょう。
また、成猫に近づき身体能力が増したことで、今までとどかなかった高いところや、入り込んでこなかったような場所にまで行動範囲を広げます。
猫ちゃんにいじってほしくないものや危険なものは近くに置いておかないようにしましょう⚠
さらに留守中には室温の調節やトイレの処理をすることができません。
トイレが汚れたままだと別の場所で用を足してしまう恐れがありますので、予備のトイレを設置しておくか、システムトイレなどを利用するとといいと思います。
室温は留守中でもエアコンを利用して一定に保ってあげるか、暑さや寒さをしのげる場所を作ってあげると良いでしょう☀
(冬は毛布やひざ掛けなどを利用して暖かい寝床をつくってあげたり、夏は部屋を自由に行き来できるように開放し、涼しい場所にいられるようにしてあげよう!)
発情期を迎え始める

生後7ヶ月になると、だんだんと発情を迎える猫ちゃんが増えてきます。
体の成長とともに、性的にも成熟するためです。
猫が発情すると、メス猫の場合は普段よりも神経質な状態になり、大きな鳴き声をあげて飼い主に甘えるようになります。
オス猫の場合はマーキング行為(尿をまき散らすスプレー行為)や、攻撃的な行動を起こすようになります。
これらの行動が見られた場合は、発情を迎えたのが原因となります。
繁殖を望まなかったり希望していない場合には、避妊・去勢手術もできる時期なので近くの動物病院で相談するようにしましょう💡
繁殖できない環境での性行動は、猫ちゃんにとってもストレスになりますので、早めに行動することがおすすめです⚠

まとめ

生後7ヶ月といっても大きな子猫のような感覚ですね😅
ポイントは、
- 噛んだり、ひっかいたしてもいいおもちゃを与える
- 危険物や触れてほしくないものは片づける
- 飲み水やトイレを数ヶ所用意しておく
- 暑い日、寒い日には室温対策を!
- 発情行動を理解して、繁殖しない場合は避妊・去勢手術を!
です✨🐱
まだ手のかかる時期かもしれませんが、落ち着いた成猫さんまでもう少しです!
子猫らしいこの時期を猫ちゃんと一緒に楽しんで過ごしましょう🎶
生後6ヶ月の猫についての記事はこちら⬇

生後6ヶ月までの猫の育て方まとめはこちら⬇
