猫書籍

【猫がいなけりゃ息もできない】心に残った感動の一言を紹介!

皆さんこんにちは!

今回は私の読んだ猫ちゃんに関する書籍についてのお話です🐱

猫ちゃんを飼っている人、猫ちゃんを飼っていた人、猫ちゃんを飼おうと思っている人には特に心に響く作品となっています。

多くの人に読んで頂けたらと思ったのでご紹介させていただきます🎶

感想といっしょに軽くあらすじをご紹介する場合がございます。

内容を知りたくない!という方はご注意ください。

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作者:村山由佳さん

村山 由香(むらやま ゆか)さん

1964年、東京生まれ。現在軽井沢在住。
1993年「天使の卵ーエンジェルス・エッグー」で小説家デビュー。
2003年には「星々の舟」で直木賞を受賞。

その他恋愛小説を中心に多くの作品を世に送り出しています。

愛猫のもみじちゃんとは、もみじちゃんが生まれた時からずっと一緒に過ごしていた。

村山さんは、物心ついたころから猫とともに生活をしていたそうで、

タイトル通り、「猫がいなけりゃ息もできない」ほど、無類の猫好きだったそうです。

現在のお住まいである軽井沢のご自宅では、

4匹の猫ちゃんたちと共に暮らしていらっしゃいます🐱🌸

今回ご紹介する作品からも、村山さんの猫好きな面がひしひしと伝わってくるのですが、

印象的だったのは猫ちゃんの魅力を語った部分。

健康な猫の背中は、お日さまに干した布団のような幸せな香りがする。

(「猫がいなけりゃ息もできない」より抜粋)

これはほんの一部ですが、個人的に「まさにそうなんだよ~😆☀」と声を大にして主張したいくらいに共感しました!笑

私は猫ちゃんを飼っていない人に猫の魅力を伝えようとすると、

なかなか言葉で表すのが難しいと感じていたのですが、

この作品で村山さんは、それをとても美しい見事な言葉で語ってくれています✨

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読んで感動するだけじゃない

健康で元気に過ごせることは奇跡的なこと

この物語の中で、作者・村上由佳さんの愛猫もみじちゃんは、

扁平上皮癌と腎臓の病気に侵されてしまいます。

病院からの診断を受けた村上さんは、

水を飲む。カリカリやウェットフードを咀嚼する。
トイレの砂をかきまわし、用を足し、出すものを出し終えるとたちまち嬉しくなって爪を研ぐ。…

…どれもこれもみんな、今ここにあるのが奇跡みたいなことなのだ。
そう思うと愛おしくてたまらず、涙ばかりこぼれる。

「猫がいなけりゃ息もできない」より抜粋

と表現されています。

猫ちゃんの普段の何気ない仕草や行動が、とても尊いものに感じられました。

これは飼っているペットに限ったことではありません。

家族が、友人が、そして自分自身が、今こうして健康で元気に日々を過ごしていられるということは、

とても幸せで奇跡的なことです。

ペットと過ごす時間もそうですが、何事もなくいつも通りの日々を送れることが

とてもありがたい事なのだということを気づかせてくれました。

ペットの幸せを考えさせられる

今回読んだこの小説に、ペットの幸せに関する印象的なフレーズがありました。

生きものを飼うことは、あらかじめとても哀しい。

なぜなら私たちは、愛する彼らの口から「あなたのもとに来て幸せだった」という言葉を決して聞くことができないからだ。

「猫がいなけりゃ息もできない」より抜粋

たしかにその通りです。

幸せそうな寝顔や、美味しそうにご飯を食べる姿、おもちゃで楽しそうにじゃれているところを見て、

私たちは彼らにとっての幸せを人間側の都合も合わせて、勝手に「幸せ」だと想像しているに過ぎないのです。

本当は、眠れればどこでもよく、もっと美味しいご飯が食べたいと思っていたのか、おもちゃではなく外を駆け回りたかったのか、

いくら考え、想像しても、こちら側からのものでしかありません。

そのため、どんなにペットに尽くしても、必ず後から「あのときこうしておけば…」という後悔と哀しみを抱くのです。

そう思うとなんだか虚しく感じてしまうのですが、

私自身、何がペットが幸せなのかをよく考えたことがなかったので、ハッとさせられました💦

今までこうしたほうがいい!という私の考えのもとで行動していたからです。

とはいえ、ワンちゃん猫ちゃんの幸せについていくら考えたところで、

言葉で意思疎通できない彼らから答えを聞くことはできません。

しかしながら、私個人としては愛情ある飼い主さんに巡り合えたすべての生きものたちは、必ず幸せを感じて生きていると思っています。

これも個人的な意見でしかありませんが、SNSやテレビ番組などで見るワンちゃん猫ちゃんの様子を見て、

愛情ある飼い主さんのお宅のどの子を見ても、とても穏やかで楽しそうで幸せそうにしか見えないからです。

このことについてはいくら飼い主が考えたところで答えは出ません。

だからこそ作者の村上由佳さんも、「哀しい」と表現しているのでしょう。

しかし同時に、このような言葉もありました。

(村上由佳さんの飼い猫、もみじちゃんの言葉で)

幸せ、てようわからん。けど、これだけはわかるで。

かーちゃんは、この世でいちばん、うちのことが好き。
うちは、この世でいちばんかーちゃんが好き。

ソウシ、ソウアイや。ええやろ。…な。

「猫がいなけりゃ息もできない」より抜粋

私はこの言葉が全てを物語っていると思いました☺

飼い主としての責任

誰しも新しく家族を迎え入れようと考えた時、

迎え入れた後の楽しい生活を思い浮かべると思います。

はじめてペットを飼おうという人はなおさらでしょう。

しかし、生きものを飼う上で最も重要な部分は「毎日楽しく過ごすこと」とはちょっと違っていると思います。

もちろん、迎え入れた後の金銭面に関することや、生活環境を整えてあげることができるかといった点はもちろんですが、

最も重要なのは、迎え入れたペットの最後の瞬間までいっしょにいてあげられるかという事です。

これは、必ず傍で最後を看取らなければならないということではありません。

たいていの犬や猫は、家の中で飼っていて長生きしたとしても15年程度で寿命を迎えます。

必ず私たち飼い主よりも先に逝ってしまうものです。

その寿命を全うするまで、生きものとしての尊厳を保ち、面倒を見てあげること

これが重要なことなのです。

犬や猫も人間同様生きものなので、健康に寿命を全うする子もいれば、

事故にあって体が不自由になったり、病気で介護が必要になることもあります。

そんなときでも、あなたはその子を見捨てず、最後まで一緒に過ごすことができるでしょうか?

この本の中で、作者の村山さんの愛猫・もみじちゃんは病気になってしまいますが、

村山さんは悲しみを抱きつつも「病気と闘って勝つ!」といった、がむしゃらな判断はしていませんでした。

病気という運命はゆるやかに受け入れつつ、生きる気力やを保つためにできることを手助けする。…

…病状に応じたお薬を最低限処方してもらって、あとは、もみじ自身の意思に任せる。…

…それはすなわち、いのちの意思、である気がした。

「猫がいなけりゃ息もできない」より抜粋

飼い主さん1人1人に、それぞれの考え方があるかと思いますが、

迎え入れたペットの様々な局面で判断を下すのは私たち飼い主です。

1つの命を預かる飼い主として、責任をもって「いのちの意思」を尊重できるようになりたいと思いました。

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まとめ

いかがでしたか?

動物関係の本で、死別がテーマのものはなかなか手を出しづらい部分もあるかと思いますが、

この本は、作者・村上由佳さんの愛猫、もみじちゃんへの愛情で溢れています。

読み終えた後に残るのは悲しみだけではありません。

興味を持っていただけましたら、ぜひ一度読んでみて下さい🎶

この他にももみじちゃんのエッセイ本が出版されています⬇