猫を飼う

【避難所はペット同伴NG?】災害時のペット避難について

にゃん子
にゃん子
皆さんこんにちは!
気温の変化が激しい秋の空気、体調お変わりありませんでしょうか?😖

2019年10月12日。

大型の台風19号が関東地方を直撃し、各地に甚大な被害をもたらしました。

避難するよう警告する市町村の放送や、携帯電話のアラート音が鳴り響き、
実際に避難された方も多かったと思います。

私自身もかなり不安な夜を過ごしましたが、実際避難するとなると
真っ先に思い浮かぶのは愛猫・とら吉さんのことです。

ペット連れの避難はNGなのでは?
家に置いていかなければならないのではないか?
避難できても、周りに迷惑をかけてしまうのでは?

など、いろいろなことが頭をよぎり、
結局避難せずに家でやり過ごしてしまいました。

そこで今回は、ペットとの避難というのは可能なのかどうか、
災害時にどうしたらよいのかを調べてみました💡

スポンサーリンク

ペット避難について

「人とペットの災害対策ガイドライン」

ペットとの避難については、これまでも問題になることは少なくなかったようですが、
いちばん問題視されたのは東日本大震災のときでした。

一緒に避難できないために家に置いて行かれたり、
野に放たれたペットたちが
動物保護団体やボランティア団体の方々の協力で、
長い時間かけて飼い主さんの捜索を行っても、
もとの飼い主さんのところに戻ることができた子たちはわずか1割程度。

残りの9割の子たちは、新しい飼い主さんに譲渡されるのを待つか、
飼い主さんに巡り合えずに生涯を終えてしまうというケースです。

また、運よく避難所にペットと共に行けたとしても
安全な室内には入れてもらえないために車中でペットと生活し、
飼い主さんがエコノミー症候群になってしまった例や、

ペットのために倒壊寸前の自宅に戻り、
二次災害にあってしまうというケースもありました。

こうした現状から、2013年に
「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」が作成されました。

それから2016年の熊本地震を経て、
2018年3月に「人とペットの災害対策ガイドライン」という名称に変更されました。

このガイドラインは環境省が出しているもので、
176ページにわたる長いものですが、
インターネットで検索するだけで閲覧できるので、
ペットを飼っている場合は一度読んでおくといいかもしれません。

避難所の現状

前述のガイドラインによると、
ペット同行での避難は可能です。

それぞれの自治体によりますが、
災害時にはすべての避難所がペット同行OKというわけではなく、
ペットを受け入れることのできる指定避難所が設置されます。

災害の状況や、避難所の人数によっても
受け入れ可能かどうかが変わってくることもあるようなので、
詳細は各自治体に問い合わせてみるのがいいかと思います。

ちなみに私の地域では、このようなフローが紹介されていました。

➡「ペットの災害対策」より引用

※「飼い主の会」は、この自治体が独自で行っている対策で、ペットの飼い主さんたちが協力してペットのお世話をしましょうという取り組みです。

しかし、ここで勘違いしてしまいがちなのがペットとの避難は

家にいるときと同じように、
室内で常にペットと一緒に過ごせるというわけではないということです。

自治体の役割は、あくまでも災害時におけるペットの避難や保護等に関する協力で、
飼い主とペットが安全な所に避難しているという状況が重要であるため、

実際に受け入れ可能な避難所に行くと、
人は室内、ペットは外だと言われる場合も少なくありません。

室内に置いてもらえる場合でも、ケージに入れたままになるか、
玄関先までとなるか、各自治体により異なります。

中には避難所でもペットをそばにおいて生活できるところもあるようですが、
こういった避難所はかなり稀です。

避難される際には、
ットと同行避難してもほとんどの場合は同室で過ごすことができない
ということを理解した上で行動する必要があります。

こちらがガイドラインに記載されている同行避難の考え方です。

➡環境省「人とペットの災害対策」より引用

スポンサーリンク

災害時に備え、飼い主がするべきこと

日ごろからのしつけとケア

ペットの避難所同行が可能とはいえ、
動物に嫌悪感を示す人もいれば
アレルギーを持つ人もいます。

内閣府が2017年に発表した避難所でのアンケートによると、
避難所にペットを入れてほしくないと感じた人は35.5%でした。

その理由は
1.臭いが気になる
2.鳴き声や音が気になる
3.アレルギー
という結果でした。

しかしこちらの問題は、
日ごろからの飼い主さんのケアでほとんど改善することができます。

臭いの問題は、トイレが主な部分です。

毎日のトイレのしつけはもちろんのこと、
避難する際にはいつも使用しているトイレ用品、ペットシーツ、処理用具などを
忘れずに持っていくことが必要となります。

鳴き声の問題も日ごろの慣らしが重要となってきます。

避難所では、ペットはどうしてもケージで生活することが多くなってしまいます。

いつものびのびと生活している子が、
急に狭くて窮屈なケージでの生活を強いられたら、
嫌がって騒いでしまうかもしれません。

出かけるときだけケージを準備するのではなく、
いつも目に見える場所に置いて、
そこが安全で気持ちのいい場所だと思ってもらえるようにしておく必要があります。

こうした対策は鳴き声や音の問題の解決だけでなく、
慣れない避難所での生活でのストレスも軽減にも繋がります。

また、過去には避難所で動物のノミが大量発生してしまったこともあったそうです。

ノミ、ダニ、その他の寄生虫も、
飼い主さんのケアによって防ぐことが可能です。

飼い主さん1人1人の行動で、
避難所でのペット問題を解決していければ
ペットの受け入れ体制も変わるかもしれません。

災害用ペット用品を備えておく

災害時に備え、すぐに持ち出せるよう
人間だけでなくペット用の荷物を用意しておくと
いざというときも安心です。

どのようなものを優先的に準備しておくとよいか、
ガイドラインでも紹介されています。

➡環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」より引用

それぞれのお宅によって、優先的に必要なものが
異なってくる場合もあると思いますので、
事前にしっかり準備しておきましょう。

また、持病のあるペットにはお薬も必要です。
今回のように、事前に災害予測ができる場合は
通っている病院に相談してみるといいでしょう。

また、ガイドラインでは獣医師会の支援についても記載がありますので、
突然の災害時にペットの病気に対してどう対応してもらえるのかを
自治体等に確認しておくといいかもしれません。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか?

ガイドラインがあるとはいえ、災害時のペット避難はまだまだ認知されていません。

自分自身の身の安全もそうですが、
大切な家族であるペットを災害から守るためには
日ごろからの準備と対応がとても重要です。

学校で行われる避難訓練とまさに同じで、
具体的にどのような流れで避難することが効率的で安全か
頭の中で一連の流れを考えておいたり、
その流れを実際に練習してみる
土壇場での行動も少しは慌てずに済むと思います。

また、避難所でペットを受け入れてもらえる体制を
変えていくことが出来るのも飼い主さんの行動次第です。

ペットは臭くて不潔、騒いでうるさいという印象を
与えてしまえば嫌がる人も多くなりますが、

そうでなければ、避難所で不安の中過ごす人々への
癒しの存在となってくれるかもしれません。

周囲の人々の意識を変えていくためにも、
まずは私たち飼い主の意識を変えて
災害という現実に向き合い、しっかり準備しておきましょう🐱✨